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菊つなぎ … 様々な種類の菊が繋がるように描かれた、縁起の良い文様です。菊は花びらが放射線状なので日光に例えられ、永遠と繁栄の吉祥柄とされています。
水仙 … 十二代市川團十郎の伯母、市川翠扇の家紋風図柄を作成したものです。水仙を真上から見た珍しい柄です。
白菊 … まるで雪景色のような錐彫の点彫にうかぶ、淡く、凛とした姿が美しい大輪の白菊。菊は花びらが放射線状なので日光に例えられ、永遠と繁栄の吉祥柄とされています。
波に龍 … 龍は神の化身。ふりかかる不幸や災厄を祓ってくれる守護の神獣といわれています。力強い目に神秘的な力があらわれている伝統のある柄です。
龍神 … 古くから天候・水に関する事象等を司り、日照りのときなどに雨を降らせてくれるよう祈願されています。
白海老 … 海の老人と書いて、海老〔えび〕。長い髭と曲がった腰の容姿は長寿の象徴とされています。
本荒磯 … 荒磯を鯉が踊るように波間を泳いでいます。どんなに厳しい荒波も波に慣れれば上手になる。そんな教えをといてくれているような柄です。
紗綾形 … もともとは稲妻と菱垣の模様を織りなした紗と綾の絹織物の模様で、卍模様ともいわれています。永遠に続くことから繁栄などの吉祥柄とされています。
おかめとひょっとこ … おかめはお多福とも呼ばれ、ひょっとこは火男で火の神様。縁起のよい二つの顔が厄を祓ってくれます。
柳に燕 … つばめが巣をかける家は吉事があるとか、火事にならないと言われています。また、人間の作物に害を与える昆虫を食すため、穀物の神の使いとされています。
願い事、叶いますように … 結び文の「願い事」と□と┼で「叶」、あて字の枡で「ます」。御利益がたくさんつまった柄です。
インディゴ (バット染料) 天然藍染には防虫効果があり、古代から広く利用されました。中世アラブの商人がインドで生産した乾燥発酵藍をヨーロッパに送ったものが「インディゴ」と呼ばれるようになったと言われています。1900年頃、ドイツで合成インディゴの製造が確立され、日本には明治頃「バット染料」と言う名で輸入され、天然藍の代替として手拭いや浴衣として普及しました。
湯島の白梅 … 泉鏡花「婦系図」の舞台、湯島天神の「湯島の白梅」にちなんだものです。新派を代表する女形役者、花柳章太郎が好んだ柄です。
青竹 … 青々と繁り、まっすぐすくすくと伸びる青竹は、純真を意味します。古来から、松竹梅の一つで縁起のよいものとされています。
子持ち輪並び … 大きな円が親、小さな円が子を表し、その円が連続していく様子から子孫繁栄を表現した縁起柄です。
菊小紋 … 菊は花びらが放射線状なので日光に例えられ、永遠と繁栄の吉祥柄とされています。
江戸切子 … ガラスの表面にカットを施すことで模様を作り出す、伝統工芸の江戸切子。江戸時代の風情から生み出された、粋で涼しげなデザインを手拭いにしました。
千成瓢箪 … 秀吉が戦に勝つ度に馬印の瓢箪を増やしていったとされています。祈願成就や家運興隆の象徴とされています。倉市場では季節ごとの新鮮な野菜に出会えます。
瓢簞 … 瓢箪を六つ合わせて六瓢(むびょう)=無病とかけ、無病息災を願った縁起柄。
市松 … 元は石畳と称した模様ですが、江戸中期の歌舞伎役者・佐野川市松が舞台衣装の模様として用いて以来、市松と呼ばれるようになりました。
風波 … 2つの型を使う細川染めで、波が動いているような不思議な印象です。繊細な型を手彫りで彫る精密な職人の技が光ります。
麻の葉 … 古来より麻は繊維として衣服に使用され、成長が早く丈夫なことから、子どもがすくすくと育つように願いを込め、麻の葉文様の産着を着用する風習が伝わりました。
豆絞り … 豆が一粒一粒ずつずっとつらなっている形から子孫繁栄。また、目を連想する柄は魔よけの意味があり、厄除け・健康祈願に持ち歩くとよいとされています
七宝花 … 大変貴重だった七珍のことで、七宝(金、銀、瑠璃、玻璃、硨磲、珊瑚、瑪瑙)は構成する円が重なって広がっていくことから円満を表し、吉祥柄とされています。和の雰囲気も感じられるよう、切子の要素もほんの少し取り入れてます。
青海波 … 海の波をパターン化し、図柄の地紋模様として背景に用いられてきました。古典から現代まで通じる洗練された伝統柄です。